はじめまして、アサインで代表をしている小瀬村です。
今回は起業を考える人が誰もが悩む事業選定について、創業当時に思っていたことを備忘録として残したいと思います。

転職エージェント事業からスタートしました。
実は私は、今の会社を立ち上げる前に、
コンサルファームで働きながら副業で事業をやっていました。
ただ実際に独立して起業するとなると、
「自分の生活がかかっている」と言う意識や、
「本当にうまくいくのだろうか」ということを考えてしまい、
事業選定をどのようにやれば良いのかという悩みは、1番最初にぶち当たる壁だと思います。
今創業してしばらく経ち、自分の中での事業選定の理論も確かなものになる中で、参考になると感じている情報は当初より変わっていません。
それは孫正義やジェフベゾスが起業したときの事業選定軸です。
簡単に紹介します。
孫正義はソフトバンクをソフトウェアの卸からスタートしています。その際の事業選定の軸は25項目に及び、40の事業アイディアを、
「儲かる」
「ビジネスにやりがいがある」
「構造的に業界が伸びていく」
「資本がそれほどなくていい」
「若くてもできる」
「将来の企業グループの中核になる」
「自分自身やりがいを感じる」
「ユニークである」
「日本一になりうる」
「人を幸せにできる」
「世界中に拡大できる」
「進化を味方にできる」
といった軸で評価しています。
ジェフベゾスはEC(エブリシングストア)を考える際はブレストでしたが、その後「書籍」を取り扱う判断で軸による評価を行っています。
その内容は、
「オンラインでも信用できる(贋物とかない)」
「市場が大きい」
「競争が激しい」
「仕入れが容易」
「データベース化が容易(ISBN番号)」
「ディスカウントチャンスがある(不動産/在庫コスト不要)」
「安く簡単に送れる」
「オンラインの可能性が大きい」
参考になるのは、いくつかの事業アイディアをきちんと出し、評価を行う。
そのアプローチは両者に共通しています。
これらの内容は今でも、自分の事業選定軸を考える上で参考になる情報として使っています。
では、私が創業当時に行った事業選定が思い通りにいったのかどうかと言うと、全く思い通りにならなかった。
今事業を経営して2年が経ち、ようやくその理由もわかってきましたが、事業選定の軸は先人を参考にしていたため、大きく誤ってはいなかった。
一方で、肝心なのが、一つ一つの軸の理解。その本質が腹落ちしていないと、結局は正確なものにはならないというのが教訓です。
「進化を味方にできる」
などは明らかに理解しにくいですが、
「市場が大きい」
といったものですら今考えると、当時は理解できていなかった。
実は、孫正義はソフトウェア卸の前に、音声翻訳機の発明やインベーダーゲームの輸出入によって大きく収益を上げていました。
これらは今のソフトバンクとは違う会社ですが、事業を運営する中で、どのような事業がうまくいくのかという理解を深めた上でこれらの軸を設定していた。
実はジェフベゾスも、ECの前に異なる事業をやっています。
(「果てなき野望」をよく読むとわかる)
ではなぜ事業選定がわかっていなかったのにも関わらず、
今アサインの事業が成長し、新たなステージに進めているのかと言うと、実はもう1人、身近な方にアドバイスをいただいていました。
新卒で入ったコンサルティングファームの創業時の副社長に、起業すると伝えにいった時のこと、アドバイスはたったの1つで、
「今日の午後から何をやったらいいかわかるものにせえ」
と言うアドバイスでした。
今になって思うと一番最初の起業であれば、このアドバイスは最も的を射ていた。
また別の記事でも触れたいと思いますが事業選定を含む経営と言うのは経験を積み重ねる中で上手くなっていきます。
そのため、まずは実際にサービスを作り上げ、事業を運営することが大切。
そして「転職エージェント」という簡単に思える事業でも、
実施するまでに多くの壁がありました。
「政府の許認可が取れない」
「人材業界からはアウトサイダーとして冷たく見られる」
「実績がない状況での企業開拓が難しい」
実現ハードルはどんな事業でも存在しますし、心理的にもきつい。
まず、
「やり遂げるためにはやることを複雑にしすぎない」
「困難にぶち当たっても続けられるだけの意義を感じられる」
この2つだけは外さないことをオススメします。
そして今経験を積む中で、自身として腹落ちした事業選定の軸もできていますが、それはまた後日。
本日は以上です。