こんにちは、アサインで代表している小瀬村です。
今回は、特に30代以降のキャリアを考えるときにキーワードとなる「まぁ、いいか」という言葉について書いていきます。
「まぁ、いいか」と言う魔法の効用
歳を重ねるにつれて、より地に足のついた考え方ができるようになる。
これはキャリアの観点で見るとある意味で良い部分でもあり悪い部分である。
若い頃には自分が主人公のように感じ、自分と同じ歳で活躍するスポーツ選手が出てくることでさえ何か嫉妬してしまうこともあっただろう。
それが、いつの時からかそれが当たり前になり、様々なことに対し、「まぁ、いいか」と自分を納得させることが多くなってくる。
この言葉は、自分の人生を肯定して、幸せに生きるための人間に備わった緊急装置だと考えている。
魔法には副作用がある
ファンタジーの世界とは違い、現実では魔法を使うための対価が存在する。
「まぁ、いいか」の魔法は、自分を納得させる力を高めてくれるとともに、自分の可能性を制限することに繋がる。
キャリアにおける様々なことに対し、この呪文を唱える度に、自分を納得させる力が高まっていくのだ。
日本人の仕事へのやりがい水準は世界的に見ても低い。
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本当の意味で自分に合ったキャリアを探すことを忘れ、
今歩んでいる道を肯定するキャリアにして欲しくない。
上司のため、会社のため、世間からの見られ方といった、
他人の価値観に従うと言うのは、ある意味で大人になるということであろう。
魔法を使わないために
自分に合ったキャリアを現実として歩むためには、明確なキャリアプランが必要になる。
特にキャリア全体の大きな方向性を決める20代は大切な期間だ。
転職市場では、
30歳:その領域での3年以上の経験を求められる
35歳:その領域での社外に通用する実績を求められる
こういったマイルストーンを理解した上で、自分の価値観や目指す将来像に合う仕事を考え、アプローチショットを打っていく必要がある。
朝早くから夜遅くまで、日々上司や会社のために頑張っている人こそ、
「3年目の終わり」や「5年目の終わり」といった区切りでは、あなた自身のために時間を作って欲しい。
本日は以上です。